米国、欧州(ISO)、日本における警告表示関連の規格・ガイドラインの概要とその動向(080723)
「輸入製品に対し取扱説明書を新たに作成したいが、取扱説明書の作成に係わる関連規格やガイドラインはあるのだろうか?」とか「米国への輸出用製品に対し、英文取扱説明書を作成したいが『危険』、『警告』、『注意』といった警告区分はどうなっているのだろうか?」などの質問をPL情報の会員企業から受けることがよくあります。
そこで今回のPL情報では、米国、欧州(ISO)、日本における取扱説明書や警告ラベルを作成する際の手本となる主要な規格やガイドラインを米国10件、欧州6件、日本12件紹介しました。また、警告シグナルワードと呼ばれる『危険』、『警告』、『注意』などの定義や配色についても、その変遷や最新版を紹介しています。
表示に関する関連規格やガイドラインが存在するという事実は、それを無視した取扱説明書や警告ラベルが、PL裁判で『表示上の欠陥』を追及される可能性が高いことを示しています。表示に関する関連規格やガイドラインのグローバル化が急速に進む欧米、改訂が遅れている日本という現状において、「国内版」と「海外版」の両者の整合性を図りつつ日本企業はどのように取扱説明書や警告ラベルを作成したらよいのか?という点について本資料は有益な示唆を与えます。