米国におけるヒスパニック人口増加と警告におけるスペイン語併記(050420)
「人種のるつぼ」と言われている米国においては、一般的な公用語は英語でも、必ずしも英語ばかりが使われているわけではありません。中国人は中国人街を形成し、韓国人、日本人も同様です。このような民族の部分的な集中が続くと、英語を全く日常生活で「話さない」、「読まない」人々の数が無視できないほど広がってきました。特にヒスパニック系と呼ばれるラテン系白人の増加は著しく、サンベルト地帯と呼ばれる南西部を中心に、米国の全人口の14%近くを占めるようになりました。
また、警告標識や警告ラベルといった人々の安全に係わる分野も、否応なくスペイン語表示が求められるようになりました。しかし、ヒスパニック系の消費者やユーザー向けにスペイン語も足せば解決する問題というほど、事は単純ではありません。米国には世界で最も厳しいPL追及があるのです。
本資料は、ヒスパニック系人種の現状を分析し、このような状況の中で、どう対処すべきかについて、PLデフェンスの観点からコメントしたものです。