最新版国内PL訴訟一覧(171030)
1995年7月1日に日本でPL法が施行されて、今年で22年となります。PL訴訟の件数は微量ながら、徐々に増加してきている状況であり、今年も、国内で起こったPL訴訟の情報を収集し、「最新版国内PL訴訟一覧」としてお届けします。
今回のPL訴訟一覧には、新たに約40件(うち化粧品白斑訴訟5件、石鹸小麦アレルギー訴訟12件、その他新たに判明した過去の訴訟含む)の判例が一覧に追加となり、約350件の判例一覧となりました。新たに判明した古い情報も含まれていますが、傾向として、和解に決着する案件が多いように感じられます。
また賠償額は、多くの場合において数百~数千万円にとどまり、1億円以上の賠償金を原告が得るケースは少なくなっています。日本においては、被害者にとって訴訟は、賠償金を得るための手段というよりも、「事実を知りたい」「誠意をもって謝罪してほしい」という目的、強い思いから提起される風潮にあることも一因と考えます。
過去から積みあがってきたPL判例は、PL法施行以降の日本における「製造物責任」の歴史だけでなく、今後の動向・変化を読むためにも大きな一助となると考えます。本資料が貴社のリスクマネジメントにお役に立てば幸いです。
*キーワード:製造物責任、PL、判例、訴訟、一覧
*地域:日本、国内