英国のPL事情(170929)

今回はEU離脱で騒がれている英国のPL事情についてご紹介いたします。英国はEUの製造物責任に関するEC指令に対して大きな影響を与えた国の一つと言われています。その英国が今回、欧州連合を離脱する(Brexit)ということで、その動向を踏まえつつ、現状の英国におけるPL法理やPL判例を確認していきます。

PLクラブでは、これまで、日本、米国、中国、オーストラリアなどにおけるPL事情についてお伝えしてきました。英国のPL事情については、欧州の1つの国として、PL情報No.220「欧州の製造物責任の状況」などにてご紹介しておりますが、今回はより多くの判例を中心に英国の訴訟の実態についてご紹介いたします。

製造物責任に関するEC指令「欠陥製造物に対する責任に係わる加盟国の法律上、規則上および行政上の規定の接近に関する閣僚理事会指令(85/374/EEC)」については、PL情報No.181「欧州PL指令第4次見直し結果」やNo.220「欧州の製造物責任の状況」で触れています。そちらもぜひご参照ください。

英国でのPLを取り巻く現状とリスクを把握するという点で、本資料が貴社のリスクマネジメントのお役に立てば幸いです。

<目次>
I. 英国のPL基礎情報
1. 1987年消費者保護法
2. 英国のEU離脱について
3. 英国の裁判制度について

II. 英国におけるPL判例
1. 消費者製品のPL判例
2. 食品のPL判例
3. 医薬品医療機器のPL判例
4. 自動車のPL判例

III. 1987年消費者保護法(英語原文)

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*地域:英国

上記は、SOMPOリスクマネジメント社で配信している『PL調査レポート』のタイトルと概要です。