エアコンにおけるPL訴訟――無くならない製品事故、PL追及の可能性(190830)
夏季はエアコン・扇風機を使用する機会が多くなり、これら製品に関わる事故も多い傾向にあります。独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)が2019年6月27日にプレスリリースにて注意喚起しているように、エアコン、扇風機事故は定常的に年50~60件程度発生している状況が続いています。
事故が製品の欠陥が原因で発生した場合には、関連する企業は製造物責任(PL)等を追及されることとなります。平成30年9月には、エアコンメーカーに対して消費者が提起したPL訴訟において原告勝訴の判決を東京地裁が下しています。
多機能化や高機能化が進んでいるものの、エアコン自体は従来からある製品であり、メーカー各社は高い水準の製品安全を実現しているものと考えられます。しかしながら、現在も一定数の製品事故が発生し続けており、そのうちの一部ではPL訴訟に発展し、メーカーが賠償責任を課せられています。
今回はエアコンにおける製品事故、訴訟の事例について調査、紹介することとしました。
本資料が貴社のPL対策やリスクマネジメントに、いささかでもお役にたちましたら幸いです。
* キーワード:製造物責任、PL、賠償、エアコン、家電、季節家電、火災
* 地域:国内