国内における各種製品のリコール事情(160331)

近年「リコールリスクが高まっている」というような報道や記事を見かけることがあります。これは、自動車や化粧品、電化製品などで、社会問題となるようなリコール事案がいくつか発生しており、また、ネット上の記事に「○○自動車の△△車種100万台以上のリコール」のような記事がセンセーショナルに出て、一つのリコールの規模も大きくなっている印象があるからと考えられます。その背景には、消費者の安全性に対する意識が高まり、報道機関や行政も製品安全について一層関心を高め、力を注ぐようになってきたからと言えます。

一方で、国内の各省庁やその関連団体で公表している製品群のリコールの発生状況やその傾向を見てみると、各々ホームページのサイトで公表方法を工夫していますが、傾向や特徴を知るための情報を見つけにくく、また、その情報は単年である場合が多いため、全体の推移がわかりにくい状況です。

本号では、現状の国内におけるリコールリスクの実態を概括的に把握するために、国内において各省庁が対象製品群ごとに公表・集計しているリコール情報を集約し、製品群のリコールを横並びで比較してみるとともに、製品群ごとのリコール発生状況の特徴や実態を鳥瞰してみました。
本資料が貴社および一般消費者の立場からも、PL・リコール対策やリスクマネジメントにお役に立てば幸いです。

【 目次 】
1. 製品全体のリコール事情
2. 食品のリコール事情
3. 自動車のリコール事情 
4. 医薬品・医療機器のリコール事情
5. 消費生活用製品のリコール事情

*キーワード:リコール、食品、自動車、医薬品、医療機器、消費生活用製品
*地域:日本

上記は、SOMPOリスクマネジメント社で配信している『PL調査レポート』のタイトルと概要です。