米国CPSCによる製品リコールハンドブック2021解説(220128)

日用品や家電製品など、消費者用製品について管轄している米国の行政機関である米国消費者製品安全委員会(CPSC)では、事業者側が製品をリコールする際の実施手順などを示したリコールハンドブックを公表しています。
初版は1999年に公表され、その13年後の2012年に1度目の改訂がされました。そして今般、2021年の8月に、CPSCはさらに改訂を行い、新たなリコールハンドブックが公表されました。
初版は23ページで構成されており、基本的なリコールの手順が示されたものでした。第2版も29ページと、若干の加筆があった形で、時代に合った内容に改訂されていました。他方、今回は題名自体が「PRODUCT SAFETY PLANNING, REPORTING, and RECALL HANDBOOK(製品安全性計画、報告、およびリコールハンドブック)」と、リコールの手順を超えて、製品安全に対する取り組みなども含めた内容に拡充されています。
本稿では、この改訂されたリコールハンドブックに関する特徴を簡単にお示しした上で、当該リコールハンドブックの試訳を示します。
本資料が貴社のPL対策やリスクマネジメントに、いささかでもお役にたちましたら幸いです。

* キーワード:リコール、CPSC、ハンドブック、消費者用製品、ガイドブック、改訂、改定
* 地域:米国

上記は、SOMPOリスクマネジメント社で配信している『PL調査レポート』のタイトルと概要です。