欧州主要5か国のPL訴訟事例の紹介(240430)

欧州は日本にとって重要な市場の1つです。財務省が公表している貿易統計情報によると、2023年の欧州連合加盟国への輸出額は10兆3741億円 でした。また、2020年に欧州連合を離脱したイギリスへの輸出額を加えると、総額は約12兆円となり、これはアジア、北米に次ぐ規模となっています。このことからも、欧州は日本にとって重要な貿易相手国であり、製造物責任(PL)にかかわる賠償リスクも非常に重要な経営課題であると言えます。

PL・リコールクラブでは、これまでにも欧州のPL事情 について解説してきました。昨今のビジネスモデルの変革やIoT・AIなどを用いた新たな技術の導入などの動きから、欧州では製品安全(PS)や製造物責任(PL)、AIなどの指令(法律)が整備されつつあります。この動きは世界的に見ても欧州が先進的であり、今後を見据えて各国のPL状況を把握することが必要になると考えます。

このため本稿では、欧州のPL制度について改めて解説した後、欧州主要5か国(フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、イギリス)のPL訴訟事例を中心にご紹介します。

本資料が貴社のPL対策やリスクマネジメントに、少しでもお役に立てれば幸いです。

* キーワード:製造物責任、PL、訴訟、事例、欧州、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、イギリス
* 地域:欧州

上記は、SOMPOリスクマネジメント社で配信している『PL調査レポート』のタイトルと概要です。