欧州における一般製品安全規則と改正PL指令の施行(250228)

昨今、ソフトウェアやAI技術、オンラインマーケットの浸透により、販売ルートの複雑化、製品のデジタル化などが進み、消費者保護の観点から様々な懸念点が増えてきています。このような背景のもと、欧州では従来の製品安全に関する指令である『一般製品安全指令(GPSD)』に消費者保護強化やデジタル化への対応を盛り込んだ改正案を策定しました。2023年には改正案に基づく『一般製品安全規則(GPSR)』が制定され、202412月にGPSDに置き換わる形で施行されることとなりました。

 

同様に、製造物責任(PL)に関する基本的な枠組みとなる『製造物責任指令(Product Liability Directive)』についても、2022年から改正案が提案され、改正案をもとに新しいPL指令が正式に採択され、こちらも202412月に施行されることとなりました。改正PL指令では、デジタル製品やサービスに対する製造物責任の適用範囲が明確化され、消費者保護がさらに強化されることとなりました。

 

本稿ではすでに施行されたGPSR、改正PL指令の改正の経緯や改正点などの解説をします。本資料が貴社のPL・リコール対策やリスクマネジメントにお役に立てば幸いです。

 

* キーワード:EU、欧州、製造物責任、改定案、PL指令、PLAIIoTeコマース、フルフィルメント、GPSDGPSR

* 地域:欧州

上記は、SOMPOリスクマネジメント社で配信している『PL調査レポート』のタイトルと概要です。