携帯用丸ノコの米国PL判例(121129)
今回は、電動工具の「携帯用丸ノコ」にスポットを当て、米国のPLリスクについて、判例中心に調べてみました。丸ノコは「固定式の丸ノコ盤」の方がPL上は問題であるとのご意見もありましょう。しかし、電動工具を米国に輸出している日本メーカーも何社かあります。そこで、本紙ではPL判例や負傷統計をベースとして「携帯用丸ノコ」を中心にPLリスクを考えてみたいと思います。「丸ノコ盤」に関しては、本紙の第4章の部分で、生体感知装置をめぐる最新のPL判例動向を簡単に紹介します。
米国におけるPLリスク中心にまとめていますが、英国や日本についても本レポートの冒頭部分で「丸ノコによる負傷事故の発生状況」を簡単に紹介します。本資料の対象は「携帯用丸ノコ」や「丸ノコ盤」ですが、そのPL裁判における原告側のPL追及や、反面教師としてのPL対策の考え方は、産業機械やその他の製品にも通じるものがあります。
以下に目次の一部を紹介します。
III.米国における丸ノコによる負傷事故
1.米国における携帯型ノコギリによる負傷事故の発生状況 6
2. 丸ノコのリコール発生状況 9
3. 丸ノコのPL判例 10
4. 丸ノコPL訴訟における原告勝訴率 23
5. 丸ノコPL訴訟における賠償水準 24
IV. 米国における丸ノコ盤のPL判例動向
1. 丸ノコ盤PL訴訟の最近の動向 27
2. 生体感知装置が無く、被告メーカー敗訴の判例 29
3. 生体感知装置が無く、被告メーカー勝訴の判例 30
本資料が日本の企業の皆様のPL対策に、また、リスクマネジメントとして、いささかでもお役に立てば幸いです。
*キーワード:製造物責任、PL、PL判例、海外PL、丸ノコ(まるのこ)、丸ノコ盤(丸のこ盤)、のこぎり、ノコギリ
*地域:米国