高齢者に対するPL対策(181130)
医療技術の進歩などにより、現在世界的に人口が増加しており、現在世界の総人口は約74億人、2060年には100億人を超えることが試算されています。これと並んで課題とされているのが、世界的な高齢化であり、高齢者の数も世界的に増加傾向にあります。その中でも日本の高齢化率は現在世界でトップとされており、まさに高齢化社会の先駆けとなっています。
これまでの製品安全の世界の考え方としては、使用対象者の軸を「一般成人(以降、18歳~60歳程度の成人男性・女性を示す言葉として使用します)」として考え、子供や高齢者が「例外」という扱いであったものと考えられます。しかし、上記の通り、世界的な高齢化社会が現在および今後も増加していくことにより、「高齢者に対する安全設計」というのも検討していくことがスタンダードな時代となっていくことが予想されます。
そこで本項では、高齢者という観点において、製品設計や警告などの考え方について想定すべきポイントや設計・開発時に検討すべき事項をまとめたチェックリストなどについて当社見解を示します。
本資料が貴社のPL対策やリスクマネジメントに、少しでもお役に立ちましたら幸いです。
*キーワード:製造物責任、PL、高齢者
*地域:日本、国内、海外