企業リスク情報誌『SAFETY EYE』

No.6(2000年9月発行)ネットコンシューマリズムとリスクコミュニケーション

全社的リスクマネジメント

今や、企業におけるIT戦略の重要性は急進歩の最中であり、「企業」の情報化は急拡大しています。しかしながら、インターネットなど情報技術の伸展は、企業のみならず、逆に個人消費から社会への情報発信も容易にしています。
今回のSAFETY EYEでは、「個人から社会へ発信した情報」が持つ影響力を利用し、世論を味方にする消費者苦情の新形態(=ネットコンシューマリズム)を中心として、これに対し企業が「予防面」「対応面」で行うべきポイントを特集いたしました。本特集が今後における企業活動の一助となれば幸いと存じます。

第I章
はじめに~ホームページを生かすために


第II章
IT利用に伴う顧客マネジメント面のリスク


第III章 
ネットコンシューマリズムの台頭
1. 告発サイトの持つ特殊性
2. 「筋論クレーマー」の登場と告発サイト
3. ネットコンシューマリズムの台頭

第IV章
ネットコンシューマリズムにどう対応するか
1. コミュニケーション上の4つの問題点
2. ネットコンシューマリズム対策は「臨床医学」より「予防医学」で
3. ネットコンシューマリズムを予防する危機管理の「知識」と「意識」
4. リスクコミュニケーションの支店から取り組む

第V章
おわりに~顧客との良好な関係作りのために

刊行物に関するお問い合わせ