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企業リスク情報誌『SAFETY EYE NEO』
No.8(2013年3月発行)中国事業の戦略的見直し――事業の継続か、撤退か
全社的リスクマネジメント
本誌、『SAFETY EYE NEO』は、NKSJ リスクマネジメント株式会社が、企業におけるリスクマネジメント実践の推進に役立てていただくことを目的に、毎回、企業を取り巻くリスクに関連するテーマを特集しています。
今回は「中国事業の戦略的見直し――事業の継続か、撤退か」をテーマに取り上げました。
2012年9月の中国での抗議行動以降、中国リスクの観点から、日系企業の中に撤退を含む中国事業見直しの機運が高まっています。中国からの事業撤退という意味では、2005年4月の抗議行動、2008年1月の労働契約法の施行前後から始まった労働コストの上昇、2008年9月のリーマンショックによる受注減・景気悪化による中国事業の採算の悪化等をきっかけに、中国事業の組織改編を含む撤退を検討・実行した日系企業はすでに多く存在しています。
しかし、今回の中国での抗議行動が、今までと異なる損失規模となったことなどから、中国で想定されるリスクが、通常のリスクからクライシス(危機)の段階へと変化してきたという見方が出つつあります。
本テーマでは、中国の経営危機管理が専門であるコンサルビューション株式会社 代表取締役社長の高原 彦二郎氏に、2012年9月の抗議行動以後の中国リスクを俯瞰していただきながら、中国事業の戦略的見直しと日系企業が行うべきビジネスリスクマネジメントについて解説いただいております。
中国に現地法人を持っている、また中国進出を計画されている企業様への一助になれば幸いです。
今回は「中国事業の戦略的見直し――事業の継続か、撤退か」をテーマに取り上げました。
2012年9月の中国での抗議行動以降、中国リスクの観点から、日系企業の中に撤退を含む中国事業見直しの機運が高まっています。中国からの事業撤退という意味では、2005年4月の抗議行動、2008年1月の労働契約法の施行前後から始まった労働コストの上昇、2008年9月のリーマンショックによる受注減・景気悪化による中国事業の採算の悪化等をきっかけに、中国事業の組織改編を含む撤退を検討・実行した日系企業はすでに多く存在しています。
しかし、今回の中国での抗議行動が、今までと異なる損失規模となったことなどから、中国で想定されるリスクが、通常のリスクからクライシス(危機)の段階へと変化してきたという見方が出つつあります。
本テーマでは、中国の経営危機管理が専門であるコンサルビューション株式会社 代表取締役社長の高原 彦二郎氏に、2012年9月の抗議行動以後の中国リスクを俯瞰していただきながら、中国事業の戦略的見直しと日系企業が行うべきビジネスリスクマネジメントについて解説いただいております。
中国に現地法人を持っている、また中国進出を計画されている企業様への一助になれば幸いです。
1. 中国リスクのとらえ方
1. リスクマネジメントとは
2. 中国リスクとは
3. 2012年9月の抗議行動以降の中国リスクのとらえ方
4. 中国政府の中長期計画と中長期的なリスクへの備え
2. 海外事業戦略の見直し
1. 海外事業ポートフォリオの再評価
2. 各国の個別海外事業の再評価
3. 中国事業の戦略的見直しとリスクマネジメント
1. 中国事業継続の選択
2. 中国事業撤退の選択
おわりに
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