地震・津波

地盤液状化診断

調査・分析・評価

概要

地震時の液状化は、建物に対し基礎の損傷、傾斜、沈下などの被害を及ぼし事業や居住の継続に支障を及ぼすとともに、外構や敷地内ライフラインに対しても損傷のリスクがあります。

このような社会背景の中、地盤・建築物の設計の公的基準となる「建築基礎構造設計指針」*が2019年11月に大幅に改定され、地盤変形を考慮した基礎の解析などが求められるようになりました。

SOMPOリスクマネジメントでは、地震の専門家が液状化の発生、地盤の変形および建物基礎の損傷をシミュレーションに基づき予測し、リスクを診断します。被害が予測され対策が必要と判断される場合には対策のご提案も行い、対策効果を評価することも可能です。

地盤、建物の診断から対策提案までをワンストップで行います。

 

*日本建築学会「建築基礎構造設計指針」2019.11

 約20年ぶりの大改訂となり、大地震時の基礎の安全性検討を地盤変形評価や応答変位法などより専門的な手法で検討することを求めています。

サービス内容

本サービスでは、当該地の地盤データを用いて、大地震時の地盤のシミュレーションを行います。液状化の定性的な有無だけでなく、液状化による地盤変形量など具体的な被害を予測します。

また、構造図、構造計算書などに基づき杭などの基礎のモデルを作成し、地盤が液状化した状態の構造解析も行い、損傷を予測します。

損傷が予測される場合、地盤の改良を提案し、改良を想定して再度解析を行うことで、対策の効果も定量的に評価、確認することができます。

これらの内容を、詳細なレポートのご提出とともに解説、ご報告します。

1.液状化の診断 -大地震のシミュレーションによる液状化の診断-

地盤調査書などをもとに、地盤モデルを作成。

シミュレーションで地盤を揺らして液状化の程度を判断します。

2.建物への影響の診断 -杭など基礎モデルの作成による液状化時の構造解析-

構造計算書などから、基礎モデルを作成。

「1 液状化診断」に基づき、基礎の変形、損傷を診断します。

3.対策提案  -地盤改良の実施を想定した再解析-

地盤改良した場合の地盤モデルを作成。

「1 液状化診断」と「2 建物への影響の診断」を再解析し、建物が安全性を保つことを確認します。

*1:想定最大クラス、震度6強程度相当の大地震を想定します。国交省告示を用いますが、ご要望に応じ変更可能です。

*2:現地地盤の地層を解析モデル化します。地盤応答解析は、超高層ビルの設計にも用いられる高度で認証された技術です。

   当解析では、ユニオンシステム株式会社逐次非線形・有効応力解析プログラム“Shake Pro”を採用しています。

*3:基礎設計指針の考え方に基づき、地盤解析で得られた変形が生じたときの基礎(杭)が受ける力を解析します。

   杭の損傷を評価できる弾塑性解析とします。

地震・津波に関するサービスのお問い合わせ

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